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HIR-NETソフト 32bitコマンド・シリーズ
filldiskフィル・ディスク 第1.19版
空ディスク領域書潰コマンド
fill disk command
対象OS:32bit Windows(Windows 95/98/Me/NT/2000/XP など)
★2010年9月9日更新★(実際に書き潰しが試せます)
サンプル無料ダウンロード filldisk.lzh(42Kバイト)
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概要
引数
解説
注意
クラスタ・サイズ
設定ファイル
使用例
実行例
関連
削除・フォーマットしてもディスクに残っているデータを完全消去
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filldiskコマンド(空ディスク領域書潰コマンド)は空ディスク領域(使用可能ディスク領域)を乱数値(あるいは 指定した文字コード)で書き潰し、1つ(あるいは 複数)のファイルにまとめる 32bit Windows(Windows 95/98/Me/NT/2000/XP など)用ソフトウェアです。
ファイルは削除してもデータ自体はディスク上に残っているため、機密漏洩などの問題が起きることがありますが、filldiskコマンドを使用すれば それを避けることが出来ます。
仮にディスクをフォーマットしても、本来の意味での初期化がされない場合もあります。例えば、MO(光磁気ディスク)など大容量ディスクのフォーマットは、ディスクに破損がないか確認しているだけです。こうした場合は、filldiskコマンドでデータを完全消去しておくと安心です。
書き込む文字コードは乱数列の他、任意の値を指定できます。乱数列の乱数種を指定することも出来ます。ハード・ディスク等で残留磁気が気になる場合も安心です。
filldiskコマンドは、最大ファイル・サイズ(OS が扱える 1つのファイルの最大バイト数)を越えた場合は、複数のファイルに分割して処理します。
OS のキャッシュ機能(遅延書込)を使用しないで処理することも可能ですので、filldiskコマンドの実行が終了すれば、書き込みもピタリと止まります。MO などに処理する時も安心です。
ネットワーク・ドライブにも対応しています。
フロッピーディスクは、Windows95/98付属の FORMATコマンドでは /Uオプションを付けてフォーマットしないと、データ自体はディスク上に残ったままです。
MOディスクは FORMATコマンドで /Uオプションを付けてフォーマットしてもデータ自体はディスク上に残ったままです。試しにライトプロテクト(書込禁止)タブを記録禁止にして、フォーマットしてみましょう。MO のフォーマットは、ディスクに破損がないか確認しているだけですから、最後の段階になるまで、書込禁止エラー表示がされません。
フォーマットでデータが完全に消去されるかどうかは、フォーマットするプログラムに依存することをよく知っておくことが必要です。不明な場合は、消去されないと判断した方が安全です。filldiskコマンドの使用をおすすめします。
記録禁止にして、MOをフォーマット実験
C>FORMAT /U F:↓
新しいディスクをドライブ F: に入れてください.
準備ができたら Enter キーを押してください...
フォーマットしています 121.48 Mバイト
フォーマットは完了しました.
書き込み禁止エラーです.
フォーマットを中止しました.
別のディスクをフォーマットしますか (Y/N)?
filldisk [△ オプション群]□ ファイル名
/c<n> ;[10進] 書込文字コード Code
/ch<h> ;[16進] Code Hexadecimal
/cc<c> ;[文字] Code Character
/cr<s> ;[乱数] Code Random
/c ;[標準](既定) (/cr と同じ、乱数種自動設定)
;<n>は 0〜255、<h>は 0〜FF
;<s>は 乱数種で 1〜4294967295、0 又は 省略時は自動設定
/s<n>[<u>];[任意値] 書込サイズ Size
/smax ;[空領域]
/s ;[無制限](既定) (/s0 と同じ)
;<n>はバイト値を示す実数、<u>は倍数単位で K, M, G の何れか
/b<n>[<u>];[任意値 ] 書込単位 Block
/bc ;[クラスタ] Block Cluster
/b ;[1Mバイト](既定) (/b1m, /b0 と同じ)
;<n>はバイト値を示す実数、<u>は倍数単位で K, M, G の何れか
/a ;[ON ] ファイル追加モード Append
/a- ;[OFF](既定)
/cache ;[ON ] キャッシュ使用モード CACHE
/cache- ;[OFF](既定)
/v[<m>][<e>...][<m>[<e>...]...] ;表示設定 Verbose
<m>=+ ;付加 plus
- ;削除 minus (省略時)
= ;強制設定 equal
<e>=a ;すべて All
w ;書込済みサイズ Write size
r ;残りサイズ Rest size
t ;処理時間 Time
l ;残り時間 time Left
/v ;[標準](既定) (/v=a と同じ)
/suspend ;[OFF] システム休止抑制モード SUSPEND
/suspend- ;[ON ](既定)
/?, /help ;使用方法説明(設定ファイルに登録不可) HELP
【終了コード】
0:エラーなし、実行成功
1:エラー発生、実行中断
- 空ディスク領域(使用可能ディスク領域)を乱数値(あるいは 指定した文字コード)で書き潰し、1つ(あるいは 複数)のファイルにまとめるコマンドです。
- filldiskコマンドの実行には、ファイル名の指定が必要です。filldiskコマンドは、指定したファイルに乱数値(あるいは 指定した文字コード)を出力することで、空ディスク領域(使用可能ディスク領域)を書き潰します。
- 実行すると、書込済みサイズ、残りサイズをバイト数(及び K,M,G倍数)で表示し、指定したファイルに出力します。実行終了後、生成されたファイルは削除して結構です(ファイルの中味は乱数列(あるいは 指定した文字コード)で埋め尽くされています)。
- 最大ファイル・サイズ(OS が扱える 1つのファイルの最大バイト数)を越える場合は、指定されたファイル名に数字と拡張子fd を付加した複数のファイルを生成します。例えば、a というファイル名を指定すれば、a1.fd, a2.fd, a3.fd, ... を生成します。
- 書込単位は 1回に書き込まれるバイト数です。/crオプション時は、4 の倍数値に自動調整されます。書込単位の既定値は 1Mバイトです。
- 書込サイズの単位はバイトです。書込サイズの既定値は無制限で、システムの上限まで書き込みます。
- /s, /bオプションでは末尾に単位として K(キロ), M(メガ), G(ギガ)が付けられます。
K=1024, M=1024*1024, G=1024*1024*1024
- /crオプションでは実行時の時刻で乱数種を自動設定し、乱数列を発生し、その乱数値を書き込みます。
- ファイル名が複数指定された場合は、最後に指定されたファイル名が有効になります。
- 相反するオプションが指定された場合は、設定ファイルよりもコマンドラインが優先され、最後に指定されたものが有効になります。最後とは設定ファイルでは下方(↓)、コマンドラインでは最も右側(→)です(例えば、/b1k /b2k では /b2k が有効)。
- 設定ファイル(filldisk.cfg)により、オプションの登録が可能です。
- 途中で停止させるには、[Ctrl]+[C]([STOP])キーを押してください。
- /suspend-オプション(システム休止抑制モード[ON](既定))が指定されていた場合は、OS がシステム・スタンバイ及びシステム休止状態に移行するのを抑制し、書潰処理が途中で停止してしまうことを避けることが出来ます。
- ディスクのすべてのデータを完全消去するは、フォーマット後、filldiskコマンドで処理してください。
- ハード・ディスク等で残留磁気が気になる場合は、異なる乱数種の乱数で 2度処理してください。2度目の処理の前に filldiskコマンドが生成したファイルを削除してください。異なる乱数種の設定は、/crオプションで自動的に行うことが出来ます。
- 読出や書込が異常な損傷したディスクに対して、filldiskコマンドを実行した場合、正常に動作しない場合があります。破損を除去して再実行してください。
- データ消去の確認は、生成されたファイルの中味を見ることで行うことが出来ます。
- クラスタ・サイズ(cluster size)とは、ディスクにファイルを格納する区画の単位のことです。ブロック・サイズ(block size)とか、アロケーション・ユニット・サイズ(allocation unit size)とも呼ばれます。1クラスタが 16Kバイトの場合、1バイトのファイルを格納するのにも、16Kバイト使用してしまいます。
- /vオプションの K, M, G表示は、小数第2位以下を切り捨てて表示します。そのため、/s, /bオプションで指定した値と一致しない場合があります。
- 最大ファイル・サイズ(OS が扱える 1つのファイルの最大バイト数)を越えた場合は、複数のファイルに分割して処理しますが、この最大ファイル・サイズは、
約4Gバイト(4G-1=4*1024*1024*1024-1=4294967295=FFFFFFFFh=(2^32)-1)
約2Gバイト(2G-1=2*1024*1024*1024-1=2147483647=7FFFFFFFh=(2^31)-1)
などが知られています。これらの値は、クラスタ・サイズの倍数ではありませんので、クラスタ内に書き残しを起こさないように、ファイル・サイズを自動調整して処理します。例えば、最大ファイル・サイズが 4294967295バイト、クラスタ・サイズが 32Kバイトの場合、4294934528バイトに調整します。
- 設定ファイル(filldisk.cfg)はコマンドのオプションなど各種設定を行うテキスト・ファイルです。内容はテキスト・エディタによって、書き換えることが出来ます。設定ファイルはコマンド起動時にコマンド格納ディレクトリから読み込まれます。
- スイッチ文字は / の他 - などの追加登録が可能です。
filldisk a …… 空ディスク領域をファイルa に書き出す
filldisk dsk …… 空ディスク領域をファイルdsk に書き出す
filldisk a:\tes …… Aドライブの空ディスク領域をファイル a:\tes に書き出す
filldisk \\server\share\a …… \\server\shareネットワーク・ドライブの空ディスク領域をファイル \\server\share\a に書き出す
filldisk a /a …… 空ディスク領域をファイルa に追加して書き出す
filldisk a /cache …… OS のキャッシュ機能を使用する
filldisk a /b512 …… 512バイト単位で書き込みます
filldisk a /b10K …… 10Kバイト単位で書き込みます
filldisk a /b0.5M …… 0.5Mバイト単位で書き込みます
filldisk a /s50M …… 50Mバイトまで書き込みます
filldisk a /b1M /s100M …… 1Mバイト単位で、100Mバイトまで書き込みます
filldisk a /cr …… 起動時の時刻で自動設定した乱数種の乱数列で書き潰す《/c と同じ》
filldisk a /cr58 …… 乱数種58 の乱数列で書き潰す
filldisk a /c0 …… 文字コード0 で書き潰す
filldisk a /chFF …… 文字コードFF で書き潰す
filldisk a /ccZ …… 文字Z で書き潰す
filldisk a /v-t …… 処理時間を表示しない
filldisk a /v-trl …… 処理時間、残りサイズ、残り時間を表示しない
filldisk /? …… 使用方法説明
C>filldisk a↓
a1.fd:4294934528B(3.9GB)[42190143488B(39.2GB)]6分33秒[1時間04分20秒]
a2.fd:8589869056B(7.9GB)[37895208960B(35.2GB)]13分10秒[58分05秒]
a3.fd:12884803584B(11.9GB)[33600274432B(31.2GB)]19分55秒[51分56秒]
a4.fd:17179738112B(15.9GB)[29305339904B(27.2GB)]26分52秒[45分49秒]
a5.fd:21474672640B(19.9GB)[25010405376B(23.2GB)]33分58秒[39分33秒]
a6.fd:25769607168B(23.9GB)[20715470848B(19.2GB)]41分08秒[33分03秒]
a7.fd:30064541696B(27.9GB)[16420536320B(15.2GB)]48分29秒[26分28秒]
a8.fd:34359476224B(31.9GB)[12125601792B(11.2GB)]55分58秒[19分45秒]
a9.fd:38654410752B(35.9GB)[7830667264B(7.2GB)]1時間03分37秒[12分53秒]
a10.fd:42949345280B(39.9GB)[3535732736B(3.2GB)]1時間11分20秒[5分52秒]
a11.fd:46485078016B(43.2GB)[0B]1時間17分03秒[0秒]
diskstate ディスク状態表示コマンド
du ディスク使用量コマンド
ls 高機能ファイル一覧コマンド
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