du ［△ オプション群］［□ ファイル名・ディレクトリ名…］

/l[<n>] ;ディレクトリ表示制限（0:なし, 1〜{2}〜） Level

/f  ;[ファイル    ]  ファイル種別モード  File
/ff ;[ファイル    ] （/f と同じ）        File File
/fd ;[ディレクトリ]                      File Directory
/fa ;[両用        ](既定) （/f- と同じ） File All

/k  ;[OFF]  KMGT倍数表示モード  Kilo mega giga tera
/k- ;[ON ](既定)

/b<n>[<u>];[任意区画]  バイト数表示モード  Byte
/bc       ;[実測区画](既定)                Byte Cluster
/b        ;[区画なし]（/b1, /b0 と同じ）
          ;<n>はバイト値を示す実数、<u>は倍数単位で K, M, G, T の何れか
          ;指定した値（バイト）を区画単位に計測
          ;/b, /b0, /b1オプション設定により、/ffオプションが自動設定

/c<n>[<u>];[任意区画]  クラスタ数表示モード  Cluster
/cc       ;[実測区画]                        Cluster Cluster
/c        ;[実測区画]（/cc, /c0 と同じ）
          ;<n>はバイト値を示す実数、<u>は倍数単位で K, M, G, T の何れか
          ;指定した値（バイト）をクラスタ・サイズ（区画）として計測

/n        ;ファイル数表示モード（ディレクトリ数含む） Number
※/b, /c, /n 何れかが有効、/bc が既定

/case  ;[OFF]  ファイル名半角英大小文字同一視モード  CASE
/case- ;[ON ](既定)
       ;引数のファイル名のみに作用し、以下のオプションには作用しない。

/sh[<e>[,<e>...]] ;計測対象外先頭一致パス   Skip Head path
/sH[<e>[,<e>...]] ;計測対象外先頭一致パス(大小区別)
/st[<e>[,<e>...]] ;計測対象外末尾一致パス   Skip Tail path
/sT[<e>[,<e>...]] ;計測対象外末尾一致パス(大小区別)
/sp[<e>[,<e>...]] ;計測対象外パス           Skip Path
/sP[<e>[,<e>...]] ;計測対象外パス(大小区別)
/sd[<e>[,<e>...]] ;計測対象外ディレクトリ名 Skip Directory
/sD[<e>[,<e>...]] ;計測対象外ディレクトリ名(大小区別)
/sf[<e>[,<e>...]] ;計測対象外ファイル名     Skip File
/sF[<e>[,<e>...]] ;計測対象外ファイル名(大小区別)
/se[<e>[,<e>...]] ;計測対象外拡張子         Skip Extension
/sE[<e>[,<e>...]] ;計測対象外拡張子(大小区別)
/sa[<a>[,<a>...]] ;計測対象外属性           Skip Attribute
/sA[<a>[,<a>...]] ;計測対象外属性(完全一致)

/lh[<e>[,<e>...]] ;計測限定先頭一致パス     Limit Head path
/lH[<e>[,<e>...]] ;計測限定先頭一致パス(大小区別)
/lt[<e>[,<e>...]] ;計測限定末尾一致パス     Limit Tail path ※ファイルのみ
/lT[<e>[,<e>...]] ;計測限定末尾一致パス(大小区別)           ※ファイルのみ
/lp[<e>[,<e>...]] ;計測限定パス             Limit Path
/lP[<e>[,<e>...]] ;計測限定パス(大小区別)
/ld[<e>[,<e>...]] ;計測限定ディレクトリ名   Limit Directory
/lD[<e>[,<e>...]] ;計測限定ディレクトリ名(大小区別)
/lf[<e>[,<e>...]] ;計測限定ファイル名       Limit File
/lF[<e>[,<e>...]] ;計測限定ファイル名(大小区別)
/le[<e>[,<e>...]] ;計測限定拡張子           Limit Extension
/lE[<e>[,<e>...]] ;計測限定拡張子(大小区別)
/la[<a>[,<a>...]] ;計測限定属性             Limit Attribute
/lA[<a>[,<a>...]] ;計測限定属性(完全一致)
/ls[開始サイズ][-[終了サイズ]] ;計測限定サイズ  Limit Size
  ;サイズはバイト値を実数で指定。倍数単位 K, M, G が使用可能。
  ;  K（キロ）=1024, M（メガ）=1024*1024, G（ギガ）=1024*1024*1024

/lydc[開始日時][-[終了日時]] ;計測限定DIR生成日時 Limit Year Directory Create
/lydw[開始日時][-[終了日時]] ;計測限定DIR書込日時 Limit Year Directory Write
/lydr[開始日時][-[終了日時]] ;計測限定DIR読出日時 Limit Year Directory Read
/lyd[開始日時][-[終了日時]]  ; /lydw の場合と同じ
/lyc[開始日時][-[終了日時]]  ;計測限定ファイル生成日時 Limit Year Create
/lyw[開始日時][-[終了日時]]  ;計測限定ファイル書込日時 Limit Year Write
/lyr[開始日時][-[終了日時]]  ;計測限定ファイル読出日時 Limit Year Read
/ly[開始日時][-[終了日時]]   ; /lyw の場合と同じ
  ;日時は YYYY[MM[DD[HH[MM[SS]]]]] の形式

  ;/s〜オプションは OR結合で対象外にする。
  ;/l〜オプションは AND結合で限定する。同一オプション内は OR結合で限定。
  ;限定よりも対象外オプションが優先。
  ;/sd,sD,ld,lD,lyd〜オプションは、ディレクトリのみに作用。
  ;/sf,sF,se,sE,lf,lF,le,lE,lt,lT,ls,ly〜オプションはファイルのみに作用。
  ;/s〜,l〜オプションを無効にするには、<e>, <a>, 日時なしで指定。
  ;<e>は要素（element）で、ファイル名, ディレクトリ名, パス名, 拡張子。
  ;<e>はワイルドカードも可能（/lh,lH,lt,lT,lp,lP では末尾のみ）。
  ;先頭末尾一致は \ や : を区切りに比較。
  ;<a>は属性で、次の文字の組み合わせで指定。
  ; d:ディレクトリ属性 Directory attribute
  ; r:読出専用属性 Read only attribute／w:書込可属性 Write attribute
  ; h:隠しファイル属性（不可視ファイル属性） Hidden file attribute
  ; s:システムファイル属性 System file attribute
  ; a:未保管属性 Archive attribute

/sort  ;[OFF]  ファイル名ソート・モード  SORT
/sort- ;[ON ](既定)

/suspend  ;[OFF]  システム休止抑制モード  SUSPEND
/suspend- ;[ON ](既定)

/p  ;[OFF]  画面一時停止モード  Pause
/p- ;[ON ](既定)

/?, /help ;使用方法説明（設定ファイルに登録不可） HELP

【終了コード】
0:エラーなし、実行成功
1:エラー発生、実行中断

• 各ディレクトリ以下のディスク使用量を計測するコマンドです。ファイルのみ, ディレクトリのみ, ファイルとディレクトリ両方が占めるディスク使用量を計測することが出来ます。ディスク使用量（バイト数）の代わりに、クラスタ数やファイル数・ディレクトリ数を計測することも出来ます。
• ファイル名にワイルドカード(?, *)が使えます。ディレクトリ名にドライブ名を含めることが出来ます。ディレクトリ名もファイル名が指定されていない場合は、現在のディレクトリを計測します。
• 実行すると、ディスク使用量（クラスタ数, ファイル数）に続きディレクトリ名が表示されます。最後の行に、全体のディスク使用量（クラスタ数, ファイル数）が表示されます。
• <n>を使用するオプションにおいて、<n>の指定がない場合は 0 が指定されたことになります。
• 相反するオプションが指定された場合は、設定ファイルよりもコマンドラインが優先され、最後に指定されたものが有効になります。最後とは設定ファイルでは下方（↓）、コマンドラインでは最も右側（→）です（例えば、/L0 /L1 では /L1 が有効）。
• /Lオプションでディレクトリ表示制限をすることが出来ます。
  　/L1 では総サイズのみ表示します。
  　/L2（既定）では現在のディレクトリにあるディレクトリも表示します。
  　/L3 では一つ下のディレクトリにあるディレクトリも表示します。
  　/L0 または /L を指定すると全てのディレクトリを表示します。
• /p-オプション（画面一時停止モード[ON](既定)）を指定すると実行結果の表示がページ毎されます。
  　ページの最後の(Continue,/All/Quit)プロンプトに対し、[C]キー（または[Enter]キー）で継続実行, [A]キーで一時停止を解除し全実行, [Q]キー（または[Esc]キー）で実行停止されます。
  　なお、出力結果をリダイレクトした場合は、一時停止が自動的に解除されます（/pオプションが指定されたことになります）。
• /b, /cオプションでは末尾に単位として K（キロ）, M（メガ）, G（ギガ）が付けられます。
  K=1024, M=1024*1024, G=1024*1024*1024, T=1024*1024*1024*1024

• /k-オプション（KMGT倍数表示モード[ON](既定)）の K, M, G, T表示は、小数第2位以下を切り捨てて表示します。
• ディレクトリがディスク使用量に占める割合は、ファイル数に基づいて計測されます。そのため、CHKDSKコマンドの計測と異なる場合があります。
• クラスタ・サイズ（cluster size）とは、ディスクにファイルを格納する区画の単位のことです。ブロック・サイズ（block size）とか、アロケーション・ユニット・サイズ（allocation unit size）とも呼ばれます。1クラスタが 32Kバイトの場合、1バイトのファイルを格納するのにも、32Kバイト使用してしまいます。
• /suspend-オプション（システム休止抑制モード[ON](既定)）が指定されていた場合は、OS がシステム・スタンバイ及びシステム休止状態に移行するのを抑制し、計測処理が途中で停止してしまうことを避けることが出来ます。

• ファイル名にワイルドカード(?, *)が使えます。ディレクトリ名にドライブ名を含めることが出来ます。ディレクトリ名もファイル名が指定されていない場合は、現在のディレクトリを計測します。
• /faオプション（ファイル種別モード[両用](既定)）を指定し、複写元の引数がワイルドカードの場合は、ワイルドカードに該当するファイルを計測します。
• /faオプションを指定し、引数がワイルドカードではない場合は、末尾に \ がなくてもディレクトリが指定されたと判断し、ディレクトリ以下を計測します。この時、ディレクトリが存在しない場合は、処理を停止します。ディレクトリでなく、ファイルとして認識させたい場合は、/faオプションではなく /ffオプションを指定します。
• ワイルドカードで処理するディレクトリを指定したい場合は、/lhオプション（計測限定先頭一致パス）にワイルドカードでディレクトリを指定します。例えば、Cドライブの dir1以下のサブディレクトリ abc? を計測する場合は "du C:\dir1 /lhC:\dir1\abc?\" とします。なお、"/lhC:\dir1\abc?" ですと C:\dir1直下に abc? に一致するファイルがあった場合、それも計測してしまいます。
• サブディレクトリに散在する共通の名前のファイルを計測する場合は、/ffオプションを指定します。例えば、Cドライブの dir1以下のサブディレクトリに散在するファイル名f1 のファイルすべてを計測する場合は"du /ff C:\dir1\f1 "とします。

• 設定ファイル（du.cfg）はコマンドのオプションなど各種設定を行うテキスト・ファイルです。内容はテキスト・エディタによって、書き換えることが出来ます。設定ファイルはコマンド起動時にコマンド格納ディレクトリから読み込まれます。設定ファイル名はコマンド・ファイル名に自動追随します。
• スイッチ文字は / の他 - などの追加登録が可能です。

※f1 はファイル、d1, d2 はディレクトリ
du        …… 現在ディレクトリ以下（サブディレクトリ含む）のディスク使用量
du C:     …… ドライブC の現在ディレクトリ以下
du \\server\c …… ネットワーク・ドライブ \\server\c 以下
du d1 d2 …… ディレクトリdir1とdir2以下
du C:\WINDOWS …… C:\WINDOWS以下
du /f *.exe  …… 現在ディレクトリ以下のexeファイル
du /f *.gif *.jpg …… 現在ディレクトリ以下のgif,jpgファイル
du /f C:\WINDOWS\*.exe …… C:\WINDOWS以下のexeファイル
du /L     …… 全ディレクトリ表示
du /L1    …… 総ディスク使用量のみ表示
du /L2    …… 現在ディレクトリのディレクトリのみ表示《既定》
du /L3    …… ディレクトリ表示制限3レベルまで
du /L5    …… ディレクトリ表示制限5レベルまで
du /f     …… ディレクトリを除いたファイルのみのディスク使用量
du /fa    …… ファイルとディレクトリ《既定》
du /k     …… KMGT倍数表示なし
du /k-    …… KMGT倍数表示《既定》
du /b     …… サイズ表示
du /b /k  …… KMGT倍数表示なしのサイズ表示
du /bc    …… クラスタ・サイズを自動計測してディスク使用量計測《既定》
du /b4096 …… クラスタ・サイズを4096バイトとしてディスク使用量計測
du /b32K  …… クラスタ・サイズを32Kバイトとしてディスク使用量計測
du /c     …… クラスタ数表示
du /c2K   …… クラスタ・サイズを2Kバイトとしてクラスタ数表示
du /n     …… ファイルとディレクトリ数
du /n /f  …… ファイル数
du /n /fd …… ディレクトリ数
du /n a*  …… ファイルa* とディレクトリa* の数
du /n /f readme.txt …… ファイルreadme.txt の数
du /n /f *.txt …… ファイル*.txt の数
du /n /fd old  …… ディレクトリold の数
du /n /fd old* …… ディレクトリold* の数
du /n /f /letxt …… 拡張子txt のファイル数
du /n /letxt    …… ディレクトリ数と拡張子txt のファイル数
du /n /f /sas,h …… 属性 s と h を除いたファイル数
du /n /f /las,h …… 属性 s と h のファイル数
du /shd1 …… d1 以下は計測しない
du /shC:\d1 C:\ …… C:\d1 以下は計測しない
du /shd1a,d1b …… d1a と d2b 以下は計測しない
du /shd1a,d1b\*\sc …… d1a と d1b\*\sc 以下は計測しない
du /shC:\d1a,c:\d1b\*\sc C:\ …… C:\d1a と C:\d1b\*\sc 以下は計測しない
du /lt*\ …… 現在ディレクトリにあるファイルは計測しない
du /n /f /lt*\ …… 現在ディレクトリ以外のファイル数
du /n /fd /sdold2 old* …… old2 を除いたディレクトリold* の数
du d1 /d /spd1\sa\f1 …… ファイル d1\sa\f1 は計測しない
du /sdold …… ディレクトリold 以下は計測しない
du /sdo*  …… ディレクトリo* 以下は計測しない
du /seobj,lib,exe,htm? …… 拡張子obj,lib,exe,htm? は計測しない
du /sas,ds …… 属性 s ファイルと、属性 s のディレクトリ以下は計測しない
du /n /lhd1\abc?\ d1 …… ディレクトリd1\abc? 以下のファイル数とディレクトリ数
du /n /lhd1\abc? /ltd1\*\ d1 …… ディレクトリd1\abc? 以下のファイル数とディレクトリ数（上と同じ動作）
du /n /ls1K       …… 1Kバイトのファイル数
du /n /ls0.9M-    …… 0.9Mバイト以上のファイル数
du /n /ls-1048575 …… 1Mバイト未満のファイル数
du /n /ls3M-5M    …… 3〜5Mバイトのファイル数
du /n /ly2001     …… 2001年のファイル数
du /n /ly200104   …… 2001年4月のファイル数
du /n /ly20010417 …… 2001年4月17日のファイル数
du /n /ly20010417123456 …… 2001年4月17日12時34分56秒のファイル数
du /n /ly20010417- …… 2001年4月17日からのファイル数
du /n /ly20010417-20180625 …… 2001年4月17日〜2018年6月25日のファイル数
du /n /ly-20180625 …… 2018年6月25日までのファイル数
du /case  *.HTM …… ファイル名半角英大小文字区別
du /case- *.HTM …… ファイル名半角英大小文字同一視《既定》
du /sort  …… ファイル名ソートせず
du /sort- …… ファイル名ソート《既定》
du /p     …… 画面一時停止なし
du /p-    …… 画面一時停止あり《既定》
du /?     …… 使用方法説明

C>du↓ …… KMGバイト単位のディスク使用量
   2.6G D
   8.0K Exchange
   1.8M Microtek
  24.0K Multimedia Files
  16.0K My Documents
 167.6M Program Files
  16.0K RECYCLED
  16.0K TEMP
 370.3M WINDOWS
  19.6M Windows Update Setup Files
  35.5M font
   3.7M img
  51.2M .
   3.2Gバイト


C>du /k /sort↓ …… バイト単位のディスク使用量
      16384 RECYCLED
      16384 TEMP
  388382720 WINDOWS
 2827468800 D
  175833088 Program Files
      16384 My Documents
   37224448 font
       8192 Exchange
    1957888 Microtek
    3948544 img
   20652032 Windows Update Setup Files
      24576 Multimedia Files
   53739520 .
 3509288960バイト


C>du /b2k↓ …… 1クラスタ2Kバイトで計測したディスク使用量
   2.5G D
   2.0K Exchange
   1.1M Microtek
   6.0K Multimedia Files
   4.0K My Documents
 160.0M Program Files
   4.0K RECYCLED
   4.0K TEMP
 354.2M WINDOWS
  19.5M Windows Update Setup Files
  35.4M font
   3.7M img
  51.1M .
   3.1Gバイト


C>du /b↓ …… ファイル総バイト数表示
   2.5G D
     64 Exchange
 972.6K Microtek
    256 Multimedia Files
    246 My Documents
 157.6M Program Files
    161 RECYCLED
    183 TEMP
 349.7M WINDOWS
  19.5M Windows Update Setup Files
  35.4M font
   3.7M img
  51.1M .
   3.1Gバイト


C>du /c↓ …… クラスタ数
  345150 D
       1 Exchange
     239 Microtek
       3 Multimedia Files
       2 My Documents
   21464 Program Files
       2 RECYCLED
       2 TEMP
   47410 WINDOWS
    2521 Windows Update Setup Files
    4544 font
     482 img
    6560 .
  428380クラスタ


C>du /n↓ …… ファイルとディレクトリ数
 24551 D
     0 Exchange
   216 Microtek
     2 Multimedia Files
     1 My Documents
  2406 Program Files
     1 RECYCLED
     1 TEMP
  4492 WINDOWS
    39 Windows Update Setup Files
     9 font
     1 img
    38 .
 31757個