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ちょぴ日記
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*2001-03/15〜03/31*



■2001/03/16(金)
○呼吸訓練
ひっさびさに呼吸訓練に行く。私の他には、年配の方が数人いらっした。考えてみれば、今まで私より若い人は見たことがなかったな。常に最年少だったようだ。
○写真データ引き渡し
午後、駅前で待ち合わせて、hiroさんに128MのMOで2枚分、写真データを渡す。riさんもご一緒。
○お米などを調達
帰りにお米と野菜ジュースなどを買ってかえる。そのお店は玄米をその場で胚芽米につけて、つき加減も好みに調整出来るところが良い。
○顔が赤く腫れる
さて、この前肌のトラブルを引き起こしたカモマイルドシリーズだけれど、ウォッシュ(洗顔剤)のみならずクレンジング(メイク落とし)もダメ。特に目のまわりと口のまわりは皮が薄いせいか、赤く反応する。一番クレンジングを必要とする部分なのに・・・。
なので、前に使っていて問題が起きなかった安いやつ、CHIFUREのクレンジングジェルをまた買った。
こういう時の敏感な肌にとって、一番良いのは、ポイントメイクをしないことなのだけれど、仕事の時はそうもいかないし、せいぜい気を付けるなら、濃くし過ぎないで、落ちにくいとうたっている商品などは使わないというくらいのこと。
この頃は何かと過敏になっており、髪だって怖くて、パーマも出来ないし、カラーリングも出来ない。ここはぐっと我慢の時期。


■2001/03/17(土)
○顔がいよいよ赤く腫れ上がる
一晩眠れば良くなるかと思っていたの発疹。今朝起きてみるといよいよ赤く腫れ上がっており、そら恐ろしい形相となっている。
うっはー、最悪。
とにかくこれでは人前に立てない(怖い〜)ということで、担当ディレクターに朝一電話を入れて、状況を説明。結局、今日のところは休ませてもらい、病院に行くこととなった。
○親切丁寧いか先生
その手はあまりに白く光がぼうっと透き通りそうなほど。ろうのような、いかのような白さだった。それは、病院に行って、診てくれた先生の手。こちらが心配になるくらいの血色の悪さで、「先生レバーでも食べてください。」と言いたくなるほどだった。本当に今まで見たことないような、息を飲む白さだった。
それはともかく、その若い医師は、とても丁寧に診てくれ、話もじっくりと聞いてくれ、私の症状について多角的にとらえようと努めてくれた。病院で、こんなに親切に応対してもらったのは、初めてなんじゃなかろうか。思い起こしても、今までこんなことなかった。
○友達からの便り
のりからお便り。お祝いの品を新生活にさっそく使ってくれているそうな。こちらとしても嬉しいばかり。
ダンスをやっている友達のチーコから久々に電話で長話。来月、大きな大会があるということ。
○夜、顔ほぼ回復
昼間に皮膚科で処方してもらった薬を塗ったお蔭か、夜、目の周りこそまだやや赤いものの、顔全体の発疹や腫れは、ほぼひいてきました。明日はお仕事行けそうです。
調子に乗って、イラストの直しをちょちょいとやる。そして、ちょぴ執筆。


■2001/03/18(日)
○春期初出勤
さいわい、昨日皮膚科に行って診てもらい、生活指導を受けて薬も処方してもらったお蔭で、顔の症状はほぼ治まって、今日こそはお仕事の日。
2年来お世話になっている職場へ、春期稼働で、昨年末の秋冬期以来、ということはつまり今年初の出勤となる。


■2001/03/19(月)
○机の上のいいもの
朝、にゃんも先生、私の机の上のものを見て、「これは本当にいい買物だったな。」と言う。
私、「そう、見るたび、いいものがあると思うもん。」と言う。
机の上のいいもの。
それは今使っている、これ、キーボードのことです。
←黒地に白文字、スペースバーが長いところもお気に入り
○昏睡
今日はひたすら布団の中眠り続ける。
昨日の職場は今年初出勤だった。2年間携わっている仕事とはいえ、断続的であり、少し間をおいてからの初日というのは毎回気が張るものだ。今日はその疲れが出たのだろう。ずいぶん長いこと眠った。
眠りの最後の方で、少し切なくてうっとりするような清らかな夢を見た。


■2001/03/20(火)
○どこがどう変わったのか?
春期出勤2日目。
昼の休憩は早くとったので、休憩室にはまだ私の他誰もいなかった。
そこへ職場の方がお一人ちらり登場。挨拶する私に「なんか変わったね。」と言われる。「そうですか。どうかわりましたか。」と訪ねると、その方しばらく考えて、「普通っぽくなった。」とおっしゃり立ち去られる。
休憩室に一人とり残された私。「さてはて、それってどういうこと?」果たして良い意味ととっていいのか、それとも悪い意味なのか・・・。
つまり以前がどうだったのかだ。前がぱっとはれやかなイメージだったのだとすると、ハナがなくなったってことか? それとも、前がへんてこりんなやつだったんだとすると、ノーマルで無難でマシなやつになったってことなんでしょうか・・・。
うーん、気になります。その発言、尾をひきます〜。
でも、今思えば、そう受け取られたのは、休憩室でひとりぽっちのところを見られたからではないかしら。人がいるところでは、おそらくとりあえずは元気キャラな私。(意識してつくっているというより、たいがい反射的にそうなっている。)しかしひとりの時は当然、ひっそりともの静かな私。(ひとりで元気ってのも変だし、そもそもあり得ないでしょうから。)今日はたまたまそこんとこを見られたもんで、イメージが違った風にうつったのじゃなかろうかと思う。
ということで、私の中では、この件、ひとまず解決をみた。
○一方、仕事中は
仕事の方は、変わらずそこそこに良い調子。体調も問題なく、それなりに活躍。


■2001/03/21(水)
○花粉症対策談義
それから、昨日気付いたのは、花粉症の人がやけに多いということ。日本人でスギ花粉アレルギーを持っいるのは、5人に1人ということを、ついこの間テレビか何かで言っていたけれど、職場の、私と同世代の子たちの間では、もっと確率が高いみたい。50%以上、いやもっとかという感じ。これは深刻な事態だ。しかも聞けば、ここ1,2年の内に発症した人が大半のよう。私が発症したのも2年前のこと。はじめはなかなか治らないカゼとばかり思っていた。それまでは何ともなかったのだ。
今日は特に暖かく天気が良くて、花粉が大量に飛んでいるらしく、花粉アレルギーを持つめんめんはみな辛そうに嘆いていた。私はというと、小青竜湯の錠剤を適宜適量飲んで、さいわい特に症状は出ていなかったので、「実は私も花粉症なんだよ。」と言ったら、「えー、どうしてそんなに清々しくしてるのー。」という反応が返ってきた。
そこで私は、飲んでいる漢方薬やら、その他常備している花粉症対策アイテムを取り出し、机の上にズラリ並べて紹介したり、対処法のことなどあれこれ話したりした。薬については、軽い時はこれ、ヘビーな時はこれ、それから副作用はどうかってことなど。みんなも各々対策をしているようだけれど、症状の治まり具合と副作用の出具合との間でバランスを取るのが難しそう。
昨日の午後2度目の休憩室では、同じ悩みを持つ者同士、そんなこんな、花粉症の話題で持ちきりだった。
○本日のあらまし
私、家のことやら雑事をぽつぽつ。
にゃんも先生、原稿の直し完了。


■2001/03/22(木)
○意識レベル低下
マジカルナンバー7ならず、3or2の意識レベル。
寝不足および疲労がたたる。
○顔の炎症回復
午前中、診療所へ呼吸訓練に行く。それから午後、皮膚科へ、顔の炎症その後の経過の診察をあおぎに行く。
顔の炎症はすっかりと良くなったので、短期即効集中型のステロイド軟膏塗布治療を終え、次は予防的治療へと移行すべく、新しい薬の保湿保護用クリームを処方してもらった。化粧水もつけて良し、メイクもO.K.と出た。
それから、薬局でアレルギー用の目薬と、皮膚炎に良いとされる漢方薬を買った。顔はすぐに治ったけれど、右手指の湿疹が慢性化していて、なかなか治りきらない。もうかれこれ2年も続いている。そろそろなんとかしたいので、これからしばらく漢方薬を実験的に飲んでみることにしたい。効き目が現れるのは2、3ヶ月後と言うから、気長に続けよう。
○イラスト追加要請
本の増刷分のイラストの追加要請あり。それら一連の作品は、一昨年末に取り組んだもので、デジタル化されたデータは無論残っているけれども、手描きのものがぱっとは出て来ない。引っ越しの際のドタバタから、どこに行ったかわからなくなっていた。急遽、一連のイラスト原稿を探す。あっちやらこっちやらひっかき回して、ようやくダンボール箱の中からどさっと、下描きの類は見つかった。けれど、肝心の手描き最終原稿がそっくり見つからない。どこにあるんだ一体。
とにかく見つけないことにはまずい。ここは焦らず、片っ端から整理して探していくしかない。
というわけで、せっかく招待に預かったライブには行けなかった。


■2001/03/23(金)
○壊れる
(私、)かなりくたばっていた。
夕食の支度の際、作りかけのお味噌汁を鍋からひっくり返してこぼした時は、ダメ指数もピークに到達。
(私、)壊れた。


■2001/03/24(土)
○空回り
今日の仕事は、なんだか空回りしてしまった。まわりのメンバーもたいがいそんな感じだったようです。こういう日も時にはありましょう。
○遠くから祈る
今日は宮崎で結婚式。
のり&だんな様、おめでとうございます!!
私は今日は現地に行くことが出来なくて、こうして遠くからだけれど、どうか二人、仲むつまじくしあわせに暮らしてくだされ〜、と心から祈っていますよ。
いつか宮崎ののりちゃん達のとこに、遊びに行きたいですわん。


■2001/03/25(日)
○オレンジブラウンのはずが
髪の色を春らしく明るくしようと思い、アレルギーの方もわりと落ち着いてきたので、久々にカラーリングする。自宅にて by myself。オレンジブラウンというのにする。けど、思ったほど変化はなかった。


■2001/03/26(月)
○パッとしない日
体調あまりすぐれず。仕事はかどらず。予約していた診療所にも行けず。
パッとしない一日


■2001/03/27(火)
○カタクリを見に行く
家の近くに、カタクリの群生地がある。昨年4月にこちらに越してきて以来、3月下旬の見頃をむかえるのを楽しみにしていたものだった。そろそろ良さそうな時期なので、今日、にゃんも先生とカタクリを見に行った。
カタクリを、実際にこの目で、しかも群生しているのを見るのは、私は生まれて初めてで、どんなものだろうかとワクワクする。カメラ機材もフル装備。
そこは、思った以上に家から近く、道々木に咲く白いこぶしの花を見上げつつ歩いていくと、程なく辿り着いた。
あまりの近さに、「それにしても、なんというところに引っ越してきたのだろう、のどかというか、贅沢というか・・・。」と、あらためて、今までの都心部での暮らしとのギャップを、つくづく、呆れつつも嬉しく感じ入った。
○色とりどりの花々
カタクリを見に行くつもりが、それだけでなく、たくさんの花々にお目にかかれた。私は嬉しいやら、びっくりやらで、はじめの内は興奮してほとんどパニック状態。あっちやらこっちやらにレンズをむける。
○木瓜の花
その中で、淡い色調で、形はくるんとまるっこいかわいらしい花があった。「なんて花だろう。」私が呟くと、隣でおじいさんが、
木瓜(ボケ)だよ。」
と教えてくれた。
へえ、これがボケというのか。名前はなんだか変にも聞こえるけれど、その姿は、私の気に入る、愛らしい感じの花。
○春爛漫
暖かい陽気の中、春爛漫の花咲き乱れる場所で、私は久しぶりに、生きてるらしく生き生きと充実した時を過ごせた。
コンビニで買ったお弁当を白い梅の木々の下で食べた。土の上には白い花びらが散り敷いていて、まだ枝についている花からも、そよ吹く風に吹かれてひらひらと、小さな花びらが落ちてきた。
アレルギー症状もなく、胸一杯にやわらかな空気を吸い込んで、私は今日、春を堪能した。
○撮影の後の作業
4時間ほどかけてメモリ6枚分フルに撮りきった写真。それらは、チェックやら整理やらの、ごく基本的な処理だけでも、撮ったと同じだけかその二倍ほどの手間暇を費やす。
カタクリは上手く撮れなかったので、出来ればまた翌日も山に訪れ、撮影を試みたい。


■2001/03/28(水)
○朝のどが痛い
朝、喉がとても痛い。塩入のぬるま湯でよくうがいする。
○再びカタクリを見に行く
さて、今日も天気がよかったので、カタクリの群生地におもむく。うっすらと曇っていて、光線は柔らかい。
昨日の内にはまだ小さなつぼみだった、八重咲きの桃の花は、全体ふっくらとしてきて、ひとつふたつ、紅やら白やらのふわふわの花びらを開いていた。
カタクリをまたたくさん撮影した。昨日よりずっと良く撮れた。昨日の段階では、お土産コーナーの一角に飾ってあるカタクリの写真のポストカードを目にして、それに比して、自分の撮った写真の粗末さに落胆していたけれど、今日同じカードを見たら、自分の撮った写真の方がよく撮れていて気に入ると思った。粘った甲斐があった。
←山の斜面を埋め尽くすカタクリの花
○桜咲き初む
帰り道の途中、川を渡る橋のたもとの大きなの木は、もう七分咲きほどにもなっていた。
なんだかこういろいろ一遍に来ると、気が急く。


■2001/03/29(木)
○ファンタジックフラワー
昨夜は、電気を消し、布団に潜って目を瞑ると、カタクリの花が目の前に見えた。いろんな表情を見せてくれ飽きない。
そしてしばらく後、それとはまたちがう花、いろんな種類の花々が、まるで夏の夜空に打ち上がる花火のように、次々と目の前に現れた。
とても変わった形で、色もいろんなので、今までに見たこともないような不思議な花たちが、パッと出たり、くるくるとまわったりしながらやってくる。それはまるで目眩くファンタジーの世界。
花を見て、撮影して、その撮影した画像をディスプレイでチェックして・・・と、まるまる2日間やっていたもので、オートマティックに。
○5月には両親来訪
5月に滋賀の両親がこちらに来るので、泊まるところや日程のことで打ち合わせをする。
とりあえずバラ園は見に行く予定。


■2001/03/30(金)
○花見弁当
とても寒い、花冷えの日。広島では雪が降っているというから驚く。冬並の気温で、外へ出るには、マフラー、手袋、帽子が必要なくらいだ。
そんな中、にゃんも先生と近所辺りへ花見に出かけた。私が明日仕事なので、今日の内に桜を観ておこうということで。見栄を張らずにしっかりと着込んで出た。
少し歩き回ったところ、大方の木は、まだつぼみからちらほらと咲きかかったばかりだった。一番見頃なのは、どうやら一昨日に見た橋のたもとの大きな桜の木。もう9割方開花していた。
ということで、その大きな桜をバックに記念撮影などしてから、橋のたもとに腰かけ、桜を眺めながらお弁当を食べた。
○雲もくもく
大きな桜の木を見上げていると、その向こう、空でどんどん変化していくの様子もとてもおもしろかった。
もくもくと大きく厚く、まるでその中に天空の城でも入っているのではないかと思えそうな雲の塊も、ぐーっ、と風に流れて移動していった。
そうしていつしか、頭の上では晴れた青空と暑く広がる雲の層とがパキッと線を引いたみたいに別れたようになって、何やらあやしい雲行き。
結局、お弁当を食べ終わった後、あられまじりの小雨がぱらついた。コンビニで少し雨宿りをした後、足早に家に引き返す。
←左の方から押し寄せて来る雲の層(手前に見える3つのまるはおだんご? じゃなくて道路標識です。)
○白サギ/カモ*カモ
帰り際、雨もやんできて、途中の川の中にめずらしく白サギを見た。脇の道を私たちが通りがかると、白サギは少し離れてから、やがて遠くへ飛んで行ってしまった。
それからそのちょっと先では、こちらはいつも通り、いつもの場所に、一組のカモのつがいがいた。近付いてみようとすると、やはり少しずつ離れていく。そしてカモたちも、私たちのいない向こうの方へ、つーっと泳いで行ってしまった。
どんな鳥にも、それぞれに、我々人間とはある一定の距離を保つ習性があるらしい。こちらのことをよくよく見ているようだ。
←いつも仲良く連れ立っている2羽のカモ


■2001/03/31(土)
○雪?
午前5:30にいったん起床。驚いたことに、雪が降っていて、すでに地面にうっすらと積っていた。(昨日の広島の話はうそじゃなかったのね。)窓の外を見て驚くやら寒いやら。それから寒さに耐えかねて(というか実は眠さにだったりして)、私はまた布団に逃げ込み、一寸眠る。打上げ花火が落ちてくる夢を見た。拍子にカメラをどこかに落としてなくしてしまったのを、一生懸命探していた。最近は、夢の中でも写真を撮っていることが多い。
そしてまた起きて、ともかく出勤。
昼休みに、銀行にお金を降ろしに行って、ちょこちょこ買物をしていた。その折、秋葉原辺りでも、雨に混じって小雪が降った。明日からもう4月だというのに、この寒さといったらどうでしょう。
○雪、月、桜
夜9時をまわり、家に帰りつく頃、辺りの地面にはまだ、雪がまだらに残っていた。桜の木々の枝につく花は、この寒い中でも、少しは咲き進んだように見える。そして、冴え渡る夜空に、見上げればこうこうと輝く上弦の月。
桜の花びらは、白い月光に照らされ、ぼーっと光り浮き立っていた。それはなんとも不思議な光景。


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