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ちょぴ日記
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*2001-05/16〜05/31*



■2001/05/16(水)
○科学、音楽、歴史博物館
朝、これ以上ないってほどにどしゃ降りの雨。しかも、日本全国晴れマークなのに、東京だけが集中豪雨。なんでー。最悪・・・。
本当は今日、バラ園に行く予定だったのだけれど、変更して、近場の科学博物館、歴史博物館など、室内の所をまわることにする。
まず、午前中に行った科学博物館は、小さな所だったけれど、参加体験型でけっこう楽しめた。鏡を使ったもの、音の出るもの、不思議でユニークなものいろいろ。「おー。」とびっくりするような実験装置もあった。母と父、パズルにのめり込む。
お昼を食べてから、次は音楽博物館で、100年くらい前に作られた自動演奏楽器の演奏を聴く。迫力があって、これまたなかなかおもしろかった。
続いて歴史博物館。地域の歴史にまつわる展示物がいろいろあった中で、私は、戦時中の女学生が描いた学徒動員の絵日記に興味を持った。当時は大変で苦労も相当多かっただろうけれど、少女らしく明るく楽しそうな記述もあって、文章から挿画から全体、生き生きと当時の様子が伝わってきた。
3館とも、父と母と私とにゃんも先生の4人で、事実上貸切状態。ゆったりと見てまわり、勉強になることもいろいろとあって、思いの外(?)収穫あり。
○雨上がる
さんざんだった雨も、さいわい午後2時頃にはあがった。一通り博物館を見終えたので、近くの公園へ出て、そぞろ歩き、写真を撮るなどして適当にくつろぐ。その後、プラネタリウムを観賞。見終わって、「星座の形って、なんか無理あるぞ。」「特に乙女座とか・・・。」など話しながら、またちょっと歩いて、36枚撮りきったフィルムを現像屋さんへ出し、お茶を飲みながら待って、出来上がった頃に取りに行く。
○カメラ正常に作動
写真はよく写っていた。カメラは問題なく作動している。それどころか、期待以上の出来具合。私の見立ては正しかった。写真の方が実際に目で見た時よりきれいに見えるほどだ。
夜になり、父母泊のホテルで夕食をご馳走になって、にゃんと我二人、帰宅する。


■2001/05/17(木)
○バラ園
さてさて、朝からよく晴れて、今日こそはバラ園へ行く。園内は、私たちの他にもたくさんの人達が訪れ、とても賑わっていた。
バラ好きの私と、バラマニア(と言っても過言ではないほど、私よりさらにバラ好き)の母はそれぞれバラ園で写真三昧

↑見事に咲き揃うバラ
○大温室の植物
それから、次はバラ園に隣接する大温室
いつもならこの時期には、私はバラばかりに気を取られて、温室の方には見向きもしていなかったけれども、今日は、にゃんも先生に促されて、バラに後ろ髪をひかれながらも、そこは早目に切り上げて、父と母と我々の4人で、温室の方に向かうことにした。
中に入ってみると、まずは鬱蒼とした緑。熱帯の植物に囲まれ、まるでルソーになったような心持ちだ。特に葉っぱ類の形や模様のバリエーションの豊かさには、目をみはった。葉っぱだけでも充分おもしろい。また、樹木や花、果実も独特で、ガジュマル、トケイソウ、ヒスイカズラ、熱帯スイレン、それから・・・、名前もよく覚えていない(わからない)のも含めて、とにかくいろんなのがいっぱいだった。ランや、サボテンも、珍しく変わっていて、今まで見たこともないようなのも多かった。
温室に入って良かった。一人で来ていたら、きっとまた、バラだけで満足して閉園時間となっていたにちがいない。

↑ガジュマルの木 / 熱帯スイレン / スイレンの大きなはっぱ


■2001/05/18(金)
○金魚運動機
今日は父母の滋賀へ帰る日で、見送りに行く。
午前中にたつということなので、ちょっと早めに出る。まず小さなお土産屋さんへと案内。手土産になるお菓子を買った。それから、開店と同時に東急ハンズに入店。その目的は、金魚運動機を購入すること。
金魚運動機というのは、足首を乗せると、左右にゆらゆら揺さぶり、全身の筋肉をほぐしたり、効果的に有酸素運動をできるようにする健康器具。(うちでも使ってる。)お店では、展示機種の数が一時(ピークの時)に比べると若干減っていて、5種類になっていたものの、その中に良さそうなのが見つかり、母希望、できるだけゆっくり動くマシンを選んだ。
それは HElTHY SWINGER LIFE-FORSE と名のついたやつで、早さは14段階に調整でき、タイマーは5分刻みで6段階に調整できる。しかも値段も一番手頃だった。配送で購入。
マシン本体には金色のシールが貼ってあり、ずばり「生命力」という文字が漢字でしるしてあった。"LIFE-FORSE"だから"生命-力"か、たしかに・・・。いかにも年輩者の心をぐっとつかみそうなフレーズだこと。
○喫茶店で一服
マシンの選定がわりとすんなりいって、ちょっと時間が余って、のども渇いていたので、隣の喫茶店で、それぞれに好きな飲物を注文して、一服する。
父は、この数日でだいぶん地理感覚も身に付いてきたらしく、「今度来るときは、車で来れるで。」などと豪語。私、「それは大変やで、もう歳も歳なんやし。」と勢いをくじく発言。一方母は、「あんたも忙しいんやろうけど、たまには気楽に帰って来たら。」と一言。ふむ、そう言えば、もう2年近く滋賀に戻ってないなぁ。
○ゆかた4点セット
しばらくたち、電車の時間も迫ってきた。そろそろ駅に向かおう、ってことで、喫茶店を出て、駅まで歩く。大通りから一本中に入った細い小路を通る。
そこでたまたま通りがかった呉服屋さんの店先で、ふとゆかたが目に入った。「ゆかたいいなぁ。」ちょっと見ていると、お店の人がゆかた4点セットを教えてくれた。仕立て上がりのゆかたと、帯、下駄、巾着、それぞれ好きなので選んで組み合わせられるらしい。値段もとても安くなっていた。これはもう買わない手はない。ということで、どれにしようかと選ぶ。「新しいゆかたなんて、何年ぶりだろう・・・。」
そしていいのが見つかった。満場一致で決まったそのゆかたは、あかの地に白い小花模様で、前から着たかったような色と柄のもの。花の中心には、黄やオレンジやピンクに、ぼかしの色が入っている。とても可愛らしい。下駄も、ゆかたに合わせてあかい鼻緒のものを選んだ。それから帯は、黄とオレンジのリバーシブル。巾着は、暖かみのある黄色の地に、紫にぼかしの入ったゆりのあしらい。
「なんてすばらしい組み合わせ。」と、私うっとり。横で母、「あかいのなんか、今のうち着とかんと、もう最後やで。」とコメント。うっ、それもそうだし。
結局そのゆかた4点セットは、親が買ってくれることとなり、Lucky!
とにかく全体とても気に入って、私、ご満悦
○父母帰る
そしてまた駅へ向かい、父と母と改札でお別れ。
その後、新しいゆかたをGetしてごきげんな私は、デパートでにゃんも先生の大好物鯛めしをふたつ買って、家に帰り、お昼に二人でぱくぱくおいしく食べた。


■2001/05/19(土)
○病院、電気屋
にゃんも先生、指をけがして整形外科に行く。さいわい大したことはなく、貼り薬だけもらった。私はいつもの皮膚科へ。
その後、電気店に行く。にゃん父様が新しいビデオを欲しいというので、どれが良いかと見に行った。今日のところは下見。
そう言えば、近頃すずめがすっきりした体型になってきたみたい。冬とはだいぶ違ってる。
手湿疹のかさぶたになっていたところが、ぽろぽろとはがれて落ちてくる。夜、ステロイド軟膏を塗り、指に包帯を巻いて寝る。


■2001/05/20(日)
○金魚運動マシン活躍の模様
今日は疲れが出た。
夕食は、玉子雑炊にかつお節とはちみつ梅干しをトッピングしたもの。
滋賀の実家に電話すると、父「金魚運動の機械さっそく使っている。今日はもう30分もやった。」とのこと。母は大河ドラマを視聴中。で、後程母より電話。「金魚運動の機械、使っている。ゆっくりなのが気に入る。」とのこと。


■2001/05/21(月)
○ほたるの誘い
夜、タカコさんに電話して、「ほたる見に家へ来ない?」と誘ったけれど、6月のスケジュールが合わなくて、来れないとのこと。残念。普段は感じないけれど、こんな時は、土日に仕事のある我が身の境遇に不都合を感じる。
○今夏の予定
そろそろ今夏の予定を立てなくては。花火はどこへ行こう。新しいゆかたを来て、2回くらいは出掛けたい。それからはどの辺りにしよう。水の澄んだきれいなところがいい。波打ち際で、大きな水中めがねをつけて、うつぶして、きれいな貝殻ひろいに没頭したい。
寝る前、友達に贈り物の包装をする。誕生祝いと励ましと兼ねて。


■2001/05/22(火)
○2001年版炊飯器
炊飯器を買いました。小ぶりで扱いやすそうなところと、新世紀に似つかわしいステンレスボディのすっきりしたデザインが気に入りました。今まで炊飯には圧力鍋を使っていました。そして今日は、新しいその炊飯器で初炊飯。
調度お椀に2杯分ノーマル設定で炊いたご飯は、ちょっとぱさっとした感じ。炒飯をつくるには良さそうなんだけれど、普通に食べるには、もう少しむちっと軟らかな弾力感が欲しいような。今度また水加減や設定などいろいろ少しずつ変えてみたらどうなるだろうか。試してみよう。そして、おいしく作る方法、その最適解を見つけたい。(けど、今日のも悪いというほどではなかった。)
←new炊飯器
○人生にいつでも悩みはつきもの
夜、友達2人に電話。各々に各々の居場所で、何かしら大小の悩みを抱えつつも、前へ前へと生きている。「人生してるな〜。」って感じだね。


■2001/05/23(水)
○ごろごろ
日中疲れて、ごろごろとして過ごす。食事も、そばとかもちと味噌汁とか、ちょちょいとできる簡単なもので済ます。
○画期的な決断
夜ニュースを見ていたら、ハンセン病患者隔離政策の人権侵害訴訟で、国側が、敗訴した判決を受け入れ、控訴しない方針と報じられた。当前のことのようだけれど、これは日本政府としては画期的な決断だ。その上、判決で言い渡された損害賠償以外にも、それ以上の多角的な対応策が講じられるという。
今度の総理、あの人はどうやら本気で、内閣も、やっとまともか。
○昔がたり
夜、京都にいる友達のユフコちゃんから電話。昔語りなどして、夜更けまでつい長話。夏、東京に来るというのでまた会おうと約束をする。


■2001/05/24(木)
○冴えて眠れず
昨日は日中ごろごろしていたせいか、はたまた晩に緑茶をがぶがふと飲んでしまったせいか、夜、布団に入ってからも、冴えてなかなか寝つけなかった。
電話のトークも一因でしょう。
昔のこと、10年、15年、いやもっと前のことなど、まるで今まで思い出しもしなかったようなことが急にいろいろ思い出されて、ぐるぐる頭を駆け巡った。懐かしいとか感慨に更ける間もなく、あれやらこれやら次から次に、ばばばばっと。
○汗る?
明日から3日間入るお仕事の追加資料が、前日の今日の、しかも夜になり送られてきた。小さな文字でびっしりと書き込まれた紙の資料の束と、CD-ROM2枚に入ったデータファイルの数々。
そ、そんな、急にチェックできませ〜ん、焦る〜。
まさにパニック状態。


■2001/05/25(金)
○heavyにtired
そして朝をむかえ、不備な状態のまま、ともかく現場に向かい仕事に就く。
緊張しながら、曲がりなりにも、とにかくなんとか、今日1日をやり遂げた。
で、激疲れ・・・。
業務終了後、事務所の担当ディレクターに電話で現況を訴えて、気持ちを打ち明ける。ディレクターからは、それで十分と励まされ、労いの言葉も頂き、ちょっとホッ。明日、あさっても何とか乗り切れるかなという気になる。
○楽しい思い出
帰ったら、実家からさっそく先週撮った写真の焼増が届いていた。全般なかなか良く撮れている。
写真のはさんであったミニアルバムの表紙には、ボールペンで「楽しい思い出ありがとう。」と書かれていた。実際、表情も明るく楽しそうに撮れていて、良かった。
○リモコンなしビデオ
それから、こないだ注文してあったにゃん父様のビデオが届いたのだけれど、何か足りないと思ったら、リモコンが入っていなかったらしい。工場で入れ忘れたか何かで。(ズコッ。)明日メーカーのサービスマンさんがわざわざ宅まで持って来てくれるとのこと。(ご苦労様です。)


■2001/05/26(土)
○紫陽花
朝、バスに乗り、駅までの道路脇を見ている。
紫陽花がそろそろ咲き始めている。まだがくは白っぽくて、ちょっと薄黄色や緑みがかっているくらいだけれども、中には先の方がピンク色に染まり初めているのもある。
来月の中旬にもなれば見頃になり、姫紫陽花、萼紫陽花・・・、いろんなのが咲き揃う。そして同じ頃、蒸し暑い日の夜には、小川の上流でほたるが飛び交うでしょう。
今から楽しみ。
○仕事っぷり
仕事の方は、2日目で、なんとなく感じはつかめてきて、昨日よりはちょっとは余裕も出てきた。


■2001/05/27(日)
○ひと仕事終了
さて、今日で3日間のソフト新製品デモのお仕事が終わりました。
連日、ヒール高めの靴で立ち仕事でしたので、足が痛いです。通勤時はローヒールにしていますが、電車、バスを乗り継ぐたびに、息を切らしてダッシュダッシュの猛ダッシュで、足はさらにくたびれてしまいました。
もう疲れたので、報告書は明日にします。
So,let me be in a wonderful dream tonight.
○内閣支持率(ちょっとコメント)
ところで、これ以上あがることはないと言われていた内閣支持率が、また上がったって。85%から87%へ(某新聞社調査による)。すごいね。
というわけで、おやすみなさい。


■2001/05/28(月)
○6,7月のスケジュール
朝起きて、昨日までの3日分の報告書をまとめあげて、事務所に送信。
午後、事務所のディレクターと電話連絡して、今後のスケジュール確認。6、7月のスケジュールが忽ち埋まっていく。土日を中心に、ほどよく忙しい感じだ。今までやったことのない内容の仕事もあるけれど、新しいこともいろいろ吸収し覚えていきながら、とにかくがんばってやってみよう。


■2001/05/29(火)
○炊き込みご飯
新しい炊飯器で、炊き込みごはんをつくりました。ちょっと味が辛くなってしまった。
○どこか旅行に行きたいな
にゃんも先生に、「たまには旅行の話をしようよ。」と提案したのだけれど、ぜんぜん反応してくれなくてつまんない。旅行、特に海外旅行ってものに関心がないみたい。
「それより、家でゴロゴロしている方が楽だしお金もかからないし、いい。」とか、「近場で十分おもしろいところはいっぱいある。」とかなんとか。
それもそうだけど・・・、たまには遠出もしてみたい。人生経験が何よりなんだし、行ってみたいよ、旅行。(行ける内に)
今度具体案を示して、誘ってみるか。


■2001/05/30(水)
○鳥と蝶と昼食
今日はにゃんも先生をさそって、国際版画美術館へ『竹久 夢二展』を見に行ってきました。
着いたら、まずは昼食。窓の大きく開いた、明るく開放的な喫茶店の窓際の席で、カレーライスを食べます。広い窓の外には、鳥たちが、白い餌箱に集まって来るのが見えます。その下の花壇には、モンシロチョウが飛んできて密を吸ってはまた飛んでいきます。
鳥はやまばとすずめと、それから名前はわからないけれど、白いお腹に黒いラインのふたつ入った小鳥。
見ているとなんだか楽しくなります。みんなでそれぞれに食事中ってわけです。
←やまばとランチ中
○竹久 夢二 展
夢二 1884-1934--アバンギャルドとしての叙情--展。
大正叙情の世界。着物の女性とローマ字や英語(西洋・近代的なもの)とのシンクロが、当時リアルタイムで描かれ融和しているのは、独特でおもしろい。
印刷物では色褪せの激しいものが多かった。ラフな感じの肉筆画も多かった。
夢二の作品には好きなものがいくつかあるけれど、今回私が新しく興味を惹かれたのは、真っ赤な椿を題材にした作品。夢二は椿が好きだったに違いない。なぜなら、多くの作品で、椿が画面中ふんだんに取り入れられていた。ある時は背景に、ある時は着物の柄に、そしてある時は、デザイン画の模様に・・・。椿だけが描かれていたり、椿こそ主役とも言えるような作品も数々あった。それら、椿の花と葉の、色と形とが生み出すコントラストは、大胆で見事で印象的だった。
○版画美術館-常設展
その他、館では16,000点もの作品を収集し所蔵しているというので、常設展も期待していて、広重などの作品も見ることができるかと思っていたけれど、展示室はわりと狭く、作品がちょっとしか飾られていなくて、広重のも見られなかった。がっかり。
○ドゥファミリー美術館
思い起こせば、版画展で一番素晴らしかったのは、かつて原宿のちょっと裏通りに入ったところにあった、ドゥファミリー美術館での展覧会です。とても質の高い作品の数々が、惜しげなく展示されていて、直に観賞でき、たいへん感動したものです。
今はもう、なくなってしまったのが、実に残念です。


■2001/05/31(木)
○事前学習
明日はまた、この前とは別のソフト新製品の研修がある。あらかじめ送られてきた資料にざっと目を通して、ネット上で関連のことを検索して調べるなど、事前準備をする。統合アプリケーションなので、項目がいっぱい。大変そうだけれど、この機会にポイントを押えておきたい。


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