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ちょぴ日記
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*2001-02/01〜02/15*


■2001/02/01(木)
○整形外科にて捻挫後を診てもらう
午前中、病院へ行く。
10日ほど前に捻挫した左足第1指と、もっとだいぶん前に捻挫した左手第2指の負傷後の状態を、整形外科で診てもらう。今更とは思うけれど、痛みが残っていて、心配だったし、もうすぐまた1日中立ち仕事をすることになるので、その前にと思い。
まず、あらかじめ症状や、原因を書き込む用紙をもらう。それぞれの項目に記入して渡し、待つ。そして名前を呼ばれて私の番。
さて、診察室に入るなり、担当医師に、「ぐふっ。」と笑われてしまった。
それは、さっき記入したものの中で、けがをした時の状況のイラストを、ぐにっばきっ、などの擬態後、擬音語も添えて描いておいたのがおかしかったようで。私としては、いつも言葉での説明だと言い足りない気持ちでいるので、絵で描くのが一番手っとり早く要領よく伝わって良いと思い、そうしたのだった。できることなら、その時の苦痛にあえぐ顔の表情まで描きたかったくらいだ。スペースがなく描かなかったが。
その他、書いていることがおかしい(普通の人は書かないようなことを書いていたらしい)とかいって、「笑ったりしてごめんね。」と謝られつつも笑われてしまい、私はなんだか恥ずかしくなり、頭をポリポリとかいた。
しかしなぜ人はこんな時、頭ポリポリという動作をしてしまうのだろう。実際かゆいわけでもないのに・・・。そんなことを片隅に思いながら、その後の問診に答えていた。
結局レントゲン撮影をして、足、指、共に骨の異常はないということ(でなきゃのこのこ歩いて来れるはずもないので、もともと当然わかっていたこと)はわかったが、それ以上のことはわからなかった。痛いのだから靭帯とかがいくらかは損傷している状態なのだとは思うのだけれど、それはレントゲンじゃうつらないわけで・・・。
そういうのってもっとわかるようにならないかなー。MRTとかならそういった細かい状態もうつしだされるのかしら。
とりあえず貼り薬を処方してもらった。それから、仕事の際は、ヒールの高い靴は履かないようにとのこと。
○日記についての本
帰り道によった古書店で、大島 一雄『人はなぜ日記を書くのか』芳賀書店、を購入。


■2001/02/02(金)
○夢で疲れて起きてぐったり
相変わらず朝方はよく夢を見ている。内容は覚えていたり忘れたり。嫌な夢というわけではないけれど、夢の中であれやこれやと気遣いをして、起きたらぐったりということも多い。
○主食は豆腐と重湯
先日胃腸の具合を悪くしてより、ここ数日は我が家の主食は湯豆腐重湯(おもゆ)。 今日も、昼は湯豆腐で、2人で2丁を、生姜のすりおろしと刻み葱と紫蘇の千切りをのせて食べた。夜は重湯で、胚芽米1合に水6合と、普段入れる5倍程の量の水で炊飯したものの上澄みに、梅干しをのせて(といっても器の底へと沈んでいったが)食べた。
たまにはこういう慎ましく質素なものをよく味わって食するのもなかなかなものだ。胃腸にとっての休養期間ともなろう。
大島 一雄『人はなぜ日記を書くのか』芳賀書店を読む。


■2001/02/03(土)
○今日の食事
昼は雑炊、夜はれんこん餃子。普段のようなごはんにおかずの食事を、少しずつ始める。


■2001/02/04(日)
○今日の食事
昼はそば、夜はレバにら炒め。
○ソフト試用
明日はソフトの研修があるので、手慣らしにあらかじめ操作してみる。


■2001/02/05(月)
○ソフトの研修
青山にて、今度仕事で担当するソフトの新しいバージョンの研修を受ける。
使いこなせば、いろいろと便利そう。研修は、要領よく小1時間ほどで終わった。
○うろうろ散策
その後、界隈をうろうろ散策して、3時過ぎに遅めの昼食にありつく。

↑通りがかりに見た花と、おもちゃ屋さんの店先で、木のおもちゃ。
○バレンタイン・フェア
それから新宿に移動。
たまたま三越に立ち寄ると、ギフト菓子コーナーでバレンタインフェアをやっていて、チョコレートを各種勧められて試食。生チョコ、ミルクチョコ、紅茶入りチョコ・・・。おいしい。そして、パッケージやラッピングのことも熟慮しつつ、全体ぐるぐると3周ほどして、迷いに迷ったあげく、三種類を購入。
○世界堂
それから世界堂本店へ行って、まず入口近くのギフトカードコーナーに寄る。楽しいのやらかわいらしいのやらきれいのやらいろいろあって好きなコーナー。自分が良いと思い、なおかつ送る相手も気に入ってくれそうかなと考えながら、吟味して10枚ほど購入した。
それから、ファイル、アルバムの類も見る。たくさん種類があるようでも、その中から自分が目的としているもの、特に気に入るものを見つけるというのは、とても大変だ。なかなか巡り会えるものではない。
○レイモン・ペイネ回顧展
ファイルコーナーも見終わり、エスカレーターを昇ると、1枚のポスターが目に入り、早速6Fのギャラリーへ向かう。調度良いタイミングでレイモン・ペイネ回顧展をやっていたのだ。のぞいてみる。
午後6:45。スペースには誰もいなくて、荷物を椅子において、一人ゆったり見る。
版画のオリジナルが24点展示されていた。
今日見た中では、『橋の上の恋人』というのが良かった。(作品中の文字に「Les petit jeure de l'Amorer "A coeur vole"」(スペル間違ってるかもです。)とあるから、本来のタイトルは『ハートを盗む小さな恋の遊び』という風にでもなるかな。あるいはもっと良い訳がありそうな・・・)
それは、小さな橋の上で、男の人の胸から飛び出してしまったハートを、女の人がひらりとあみでつかまえようとしている画。
全体の色の感じも良いし、女性の顔の表情も微妙にいい感じ。特に視線が。それから、おかっぱの小さな天使がちょこんと木の枝に座っているところもかわいらしいし、鳥やリスやかたつむりや水の中の魚たちなど、それぞれにそれぞれのことをしながらも、全体に何ともいえない楽しい雰囲気となっていて、それは、みながその空気に包まれているようでいて、みなでその空気を醸し出しているようでもあり、そしてみながその場の空気を味わっているように見える。そんな作品。
気に入った。
その他、小さなサイズのレプリカ版(工業印刷版)も5種類くらいあって、横にたくさん飾ってあった。
途中髪を後ろに束ねた女性が一人と、スーツ姿の男性が一人入って来て静かに見ていた。私はその小さなスペースを二廻りして、最期にもう一度気に入った作品のところに行って、じっくりとよく見た。それから惜しみつつそこを立ち去った。
それ 24/375(375枚中の24番目の版) は、手の出せない額ではなかったので、どうしようかなとちょっと迷ったが、家に飾るほどの壁面がないので、買わず。
ペイネのは、黒一色刷のドローイング集と、カラーのものはポストカードを何枚か持っているのみ。カラー刷の版画作品などがたくさんのっている画集があれば、是非欲しいところ。
○世界堂をあとにする
久々だった世界堂の本店で、見るものがいろいろあったので、すごく時間がかかってしまい(まだ足りなかったくらい)で、そのあと紀伊國屋書店にも行きたかったけれど、寄らずに帰る。
○満員電車
今日も帰りは込んでいた。けれど、なんとか本が読めた。揺れが大きかったために、傍線をひくなどするには一苦労。(線は歪むし、少なくとも片手はどこかに捕まっておかないと倒れそうなので。つかまっていたところから手をパッっとはなして、ササッと線など書いて、またパッとつかむ。)
○フロスで歯間ブラッシング
ここしばらく行方不明だったdental用フロスが見つかって、久々に歯間清掃。一箇所だけいつもどうしてもひっかかってしまうところがあり(それは右下奥1,2番目の歯の間)、そこのところでは行きつ戻りつとまりつして苦労もしたけれど、終わってみればすっきり壮快。そのあとコートのボタン付けなどして、寝る。


■2001/02/06(火)
○集中授業『統計物理学』
神奈川の校舎に行く。ここは始めて訪れる。
2日間の集中授業『統計物理学』の前半を受ける。
ユニークな授業なので、明日の後半も楽しみだ。
○神奈川校舎
こちらの校舎は、いつも通っている都区内の校舎より、世代の若い学生が多かったみたいだった。目上の人といると、人生の先輩として様々な経験を踏まえた上での話などいろいろ聴かせてもらえたりして、それはそれで身になりよいけれど、ちょっと恐縮してしまったりもするので、世代がわりに近い人とは、気さくにしゃべれる感じがうれしい。
同じ授業を受けていて、はじめて会ったさくらさん(かわいい名前の通り見た目もcute)もその中の一人で、ほがらかに、いろいろ語ってくれた。自然科学専攻で、今は全体を見通して、頭の中を整理した上で、これから更にどの専門領域に絞っていくかを見定めていきたいとのこと。私も学習の今までの過程やら今後に持つ課題のことなどいろいろ話した。帰りの電車も途中までいっしょで、他に選択している授業のことやら、レポートや試験で納得のいかなかった出題のことなどについて、お互いにあれこれと話した。
横浜駅で「また明日。」と言って手を振って別れる。
○明日に備えて早く寝るべし
明日は朝からの授業で、ちょっと遠いから家を早く出ていかないといけないけれど、遅刻せずに行こう。そのためにも今日の記録はこのくらいにして、さっさとお風呂に入って寝る準備。


■2001/02/07(水)
○今回の授業の感想
『統計物理学』 の授業、2日目。
昨日の古典力学の範囲に引続き、今日は主に熱力学を学習した。
大いに雑談があり、生徒からも質問がどんどん飛び、量子力学については、最後の方で時間が少なくなり、足早だったけれど、質問や雑談がかえっておもしろく、考えさせられるところも大きかった。
特に今回の授業では、力学の理論を通して、時間宇宙といったテーマに対して、物理学者たちがいかに悩みながらも向き合ってきたかという過程にも焦点があてられ、それらを追っていけたことは、とても興味深かった。
○"理"ということについて思ったこと
結局、時間や宇宙については、確固たるひとつの結論が出たわけではない。しかし、一つ一つの理論が互いに矛盾をはらみ、また不完全さを携えつつも、各々に理論として存在していることを認めて、これからも、それらについて、いろいろと考えを巡らせてみたいと思う。
その反面で、思ったのは、より広い意味での各々の分野において(物理学以外の分野も合わせて)、どの分野も、つきつめていくと、ある共通のところに到達するようだな、というようなこと。(特に今は、心理学なんかと照らし合わせてそう思った。)この共通のところというのは、個体的、物質的なものではなく、何と言うか、考え方というか、心構えというか、悟りにも似た何か。なんともあいまいな表現だけれど、いずれもう少しうまく表現したい。むしろそれは、思ったというより感じたと言った方がいいだろうか。
○雪の帰り道
今日も、お昼や休憩の時間など、さくらさんと語る。
授業が終わってからは、せっかくなのでちょっと一休みして何か飲んで行こうということで、駅近くの喫茶店に立ち寄った。雪も降って寒かったので、ホットミルクなどを頼んで、今の大学に入学する前の頃のことや、数学の話をした。
そして、電車に乗り、「またメールちょうだいね。」と言って、横浜でお別れ。
その後さらに、電車とバスを乗り継ぐ。今日も電車は込んでいた。バスも少し。
バス停からの帰り道。静かに降る雪の中を、しんみりとこころ静まる気分で我が家へと一歩一歩向かう。
○エンタルピ・エントロピ
にゃんも先生、流体力学は専門領域ということなので、今後、関連分野ののことで疑問点など出てきたときには、教えてもらえそうで、頼もしく思う。さっそくアドバイスを請うて、熱力学の理解に役立つという本をひとつ紹介してもらった。
松永 省吾『エンタルピ・エントロピの基礎』。こちらの本は、工業熱力学的アプローチの内容で、統計熱力学(物理学)的な見方とは視点を異にしているけれども、それゆえにまたおもしろそうだ。読み始めると、第1章-「熱とは何か」の下りからして、ハッとする言葉が書かれてある。スカッと、潔い明言をされると、明日からまた読み進めてみたいという気になる。
○永久機関
永久機関について、ちょっと怪しそうだけれど、その怪しさゆえに興味あり。


■2001/02/08(木)
○だるい日
朝から体がだるい。きのうまでの2日間の、長距離通学(しかもラッシュ時)による疲労が原因かと思われる。
いろいろ調べものなどしたり、家の中で雑事をして過ごす。
○洗濯物が乾くところを見た
ベランダで洗濯物を干していた時、にゃんも先生の深緑系のシャツからゆげが立ち上るのを見た。陽ざしがあたたかく、濃い色の服が熱を持ち、水分がどんどん蒸発していくところに、空気は冷たいので、蒸気がすぐに冷えて、水分子同士が凝集して白いゆげになったのが見えたのだ。
そういうところを初めて見て、すごいと思った。にゃんも先生を呼ぶ。「こうやって乾いていくんだね。」と二人で感心して見る。


■2001/02/09(金)
○体力温存の日
体のだるさも、昨日の午後にはとれた。
明日は、久々の遠出の出勤、1日中立ち仕事の日なので、今日の内、体力を温存しておく必要がある。
昼間はのんびりと用をこなしていよう。夜更かししないように気を付けよう。けれど、何かと準備することがあり、結構大変。


■2001/02/10(土)
○横浜でお仕事
今日は、横浜のみなとみらい21(MM21)地区にて、ソフト新製品紹介のお仕事。
久々で、まだ体が慣れていなかったせいもあるのでしょう、厳しく疲れました。
でも最後までsmile努めてがんばりました。
仕事っぷりは、先方様には100点満点中115点の評価を頂きました。ありがたいこと。(ちょっと微妙な数字という気がしないでもないですが。素直に受けとめておこう。)


■2001/02/11(日)
○朝の出勤コース
引続き、MM21地区にてお仕事。今日は早く家を出てみた。昨日より40分早目に出て、桜木町駅についたのは、集合時間の1時間前。
カメラを首から下げて、勤務先へと向かう。
桜木町駅を出発して、まず動く歩道の下を通り、ランドマークタワーに向かい、日本丸を見てから、階段を昇り、歩道の橋の上からハトの行動を観察して、タワーに入り、中を突っ切って、らせん状オブジェの前に出て、大観覧車を眺め、更に横浜駅方面へ向かい、横浜美術館前クランベリーモールを歩き、その先のジャックモール横を通過・・・勤務地到着。

↑朝、通勤の時に見かけた、おもしろい建造物の数々(その一部)。
○迷子
仕事の合間に迷子発見。その迷子の手をひいて、一緒にお母さんを探す。今にも泣き出しそうな不安気な表情。「すぐ見つかるよ。大丈夫だよ。」と励ましてあげて、その間、その子はぐっとこらえて泣かずに、えらかった。しばらく探して歩いたけれど見つからない。名前を聞いたらちゃんと言えたので、店内アナウンスでお母さんを呼び出してもらうことにした。するとそれを聞いたお母さんはすぐにとんで来た。
よかったね。
それにしても、必至に母親を探す子どもの表情というのが、いじらしくかわいかった。お母さんが子どものところに来た時のほっとうれしい表情も印象的。
良い光景に出会した。
○仕事の合間にふと見上げる空
今日の仕事では、建物の中と外とを2名かわるがわる交替で立つ。
外は寒い。指先も冷たくなる。けれど、清々しい。
ふと見上げる空。少しくすんでいるけれど、かたまった雲のどこにもない水色の空。
海に近く、胸いっぱいに深々と吸い込みたくなるような空気。吸い込む。顔の筋肉全体が外側へ向かって伸びわたる感じ。
空を飛んでいるあれはかもめだろうか。時折飛行機も飛んでいく。
夜になると、ビルの窓に灯る明かり。夜景もいい。
○仕事帰り
今回一緒のメンバーでたまたま駅が2つ隣と近かったUさんと、たらたらしゃべりながら帰ると、長い道のりもいつの間にか到着という感じ。
○1日の最後の作業
さて、睡魔に襲われながらも、これからお風呂にはいって、髪を洗うとしよう。髪を乾かして早く寝てしまいたい。疲れて、白目のところの血管が瞳に向かって赤くなり充血している。


■2001/02/12(月)
○霜柱
朝、出勤時、家を出たすぐのところにの道のわきの土の上に3〜4cmくらいにもなる霜柱がたくさんころがっていた。夜中から明け方にかけて上にまっすぐ伸びたのが、陽がさして寒さの緩んでくると共に、ばたばたっと倒れた、そのあとというふう。
少し余裕をもって家を出ていたので、カメラを取り出してマクロ撮影を試みる。
←霜柱
○昼休みを美術館で過ごす。
さて、昼休みは、勤務先近くの横浜美術館に足を運んでみる。 あらかじめ出勤の途中にコンビニで買っておいたサンドウィッチをほおばり、パック入りの野菜ジュースをストローで飲みながら、てくてくと歩く。食べ終わった頃に到着。
今の時期の企画展では、「近代彫刻オブジェ展」をやっている。宣伝用ポスター、ちらしには、オブジェと共に、これまたオブジェのようないでたちの緒川たまきさんの、ポーズをとった姿が目をひく。
入口から、正面に、金色の象の像。そして、右の方、中空階のオープンスペースには、石のような素材の、黒くて、表面がつやつやしていて、流線型で、しかも何やら複雑な形をした物体が鎮座しているのが見える。いかにも近代オブジェという感じのやつ。
入場はせずに、そこは行き過ぎる。
○図書室
それから、建物左奥にある入口へと進む。
3階の図書室に入る。ここの図書室には、数年前にも来たことがあったが、その時よりこじんまりとして見える。けれど、普通の図書館や、書店では目に触れられないような大判の作品集や、海外のart雑誌、発行部数限定の貴重本などがあり、見たいものは結構ある。
私の他に閲覧者は5名ほど。とても静かで落ち着いている。ちょっともったいないほど。
まず通路を歩きながら、棚に並ぶ本の背表紙を一通り目で追って行き、どんな本があるだろうかと全体を一瞥する。
そして、気になったいくつかの本を、手にとり見る。15分程しか時間がなかったので、パラパラっとページをめくっていって、ぱっと目がとまった作品の所で、じっと10秒ほど見つめて、それからまたパラパラっとめくるといった具合で、急いて。
○北斉の肉筆画
そんな風にして、今日いくつか見た本の中で、『肉筆画葛飾北斎』というのが興味深かった。
北斎と言えば版画というイメージだが、絵の具を筆で直接紙の上においた作品も多く残していることを知った。現物に比べれば、描写の細部がいくらか表しきられていないであろうものの、その印刷物からも十分迫力を感じられるものだった。卓越した人だとあらためて感心した。
もっといろんな本、いろんなページの気に入ったところを、一つ一つじっくりと見ていたいのはやまやまだったが、まあ仕方ないだろう。ほんの少しの間でも、貴重な図書を見ることができて、今日の昼休みは有意義なものだった。


■2001/02/13(火)
○メール機能不調
ここ数日メールの機能が不調。はじめ3日間ほど受信ができずに困っていて、ようやく直ったかと思ったら、今度は送信がうまく行かない。Why? せっかくいろいろとメールの返事など書いたのに・・・。
○明日はバレンタインデー
かねてより、「今度のバレンタインデーには、チョコレートケーキを作るからね。」と、高らかに宣言していたものの、前日ともなると、とてもゆううつ。何と言ったって、私はまだ生まれて1度もケーキというものを作ったことがないのだった。
「どうしよう・・・。」ともかく、お菓子作りの本をパラパラとめくる。
「なんか大変そうだな・・・。」ますます不安になってくる。
考えるあぐねて、さらにページをめくっていくと、クッキーの紹介の部に行きあたる。そして、
「そうだ、クッキーを作ろう。」
と思いたった。
「クッキーならケーキよりはいくらか作りやすそう。材料や道具も少なくて済みそうだし。」
ということで、明日は、ハート型のチョコレートクッキーを作ろうと思う。
さっそくベーキングパウダー無塩バターを買いに行った。
ケーキに限らずお菓子って普段ほとんど作らない。せいぜいホットケーキや大学芋、わらび餅、白玉団子を何回か作ったことがあるくらい。チョコレートもテンパリングして、型に流して、ちょっと飾りをつけてみたりしたことはあるけれど、作ったと言えるほどのものでもないだろう。
昼や夜のごはんとかに食べる用のお料理は好きなのだけど、お菓子はまるで作らない。今までお菓子は、もっぱら買ってか、あるいは、時にもらって食べるのみだったので、ここらでひとつ自作に挑戦してみるか。
でも気付いたけれど、ハートの型って持ってなかったな。う〜む。ハートはやめて、ひし形にでもするか、ダイアモンドってことで。それなら包丁でもcutできる。
○メール機能回復
メールの受信がおかしかったのは、サーバー側の問題だったのだけれど、送信が出来なくなっていたのは、メールのアカウントの設定がどういうわけかいつの間にかおかしくなっていて、それでうまくいかなかったのだということが、にゃんも先生の指摘により判明。
設定を戻して、ようやくメールの送受信が正常にできるようになった。


■2001/02/14(水)
○きゃべつ療法
今朝もきゃべつ療法を試みた。
きゃべつを細かく切り刻む。
大きなすり鉢の中に入れ、山椒の木のすりこぎで、ひたすらする。
すりにする。
今日のはよく効いたみたいで、きゃべつを食べると、クーっと穏やかな気分になり、胃が修復されている感じがすごくした。
←細かく刻んだキャベツを、すりこぎ、すり鉢でする。
○ドラえもん募金
お昼のワイドショーの最後に、インドの震災のためのドラえもん募金(電話)の案内をしていた。とにかく相当に規模の大きな地震だったので、「その後どうなったかな。」と、ちょうど1時間ほど前に、台所に立ち葱を刻みながら、そのことを心配していたところだったので、すぐその番号にかけてみた。すると、混んでいて話し中。メモせず暗証してかけたため、その後番号がわからなくなって、結局かけられず。またテレビで言っていたら、今度は電話をかける前にまずメモをとって、それからかけよう。
ただ寄付するというと、敷居が高く感じるけれど、ドラえもんというと気軽にできるからすごい。ドラえもんってすごい
○クッキー作りに初挑戦
さて、午後はクッキー作りに挑戦。結局、くるみ入りチョコレートクッキーを作ることにした。形はドロップタイプ
材料を混ぜ、少しねかせてから、オーブンで焼く。
焼き上がってさっそく、にゃんも先生をテーブルに呼んで、ホカホカのままを、紅茶と共にいただく。
今回は、お菓子の本を参考に、そこから、材料の配合や焼き加減を、自分なりにアレンジ、調整して、バターは3分の2の量、砂糖はキビ砂糖蜂蜜を使ったので、あっさりと軽い感じ、そして、素朴な甘さに仕上がった。良い感じ。にゃんも先生もニコニコ顔。我ながら満足。
さて、次はセサミクッキーとチーズクッキーを作ってみたい・・・。はやくも新たな創作意欲が沸いてくる。どうやらお菓子作りに目覚めてしまった私だ。ひと月に1度くらいは、何か手作りのお菓子を作ってみたいと思う。
←くるみ入りチョコレートのドロップクッキー。
○バレンタインギフト
バレンタインデーということで、大切な方に、心を込めて、贈り物進呈。
←バスケットに詰合せギフト。


■2001/02/15(木)
○きゃべつ療法
今朝もきゃべつ療法。
まず包丁を研ぐところから始め、きゃべつを徹底的に細かく切り刻んでからすりにかかった。
切り刻んだキャベツをすり鉢に入れ、すりこぎでまず上からトントントントンと、細胞壁をたたき砕く。それからグルグルグルグルと根気よくすりまわす。
今日のは、液が泡立って全体べちゃっとなるくらいに、よくすり上がった。そうすると甘みも増して食べやすくなり、効きも一層良くなる。
←すりキャベツ。いい具合にすり上がって、甘みも出た。
○2年ぶりカラオケでおおいに歌う
午後、カラオケに行った。
カラオケは実に2年ぶり。平日の昼間なのでfreetime歌い放題で、にゃんも先生とたっぷり歌いまくってきた。spitz、Flipper's Guiter、ORIGINAL LOVE、花*花、斎藤由貴、中島みゆき、山口百恵、・・・など。
斎藤由貴さん。この前横浜でお見かけいたしました。(上品にかぶったこげ茶色のニット帽が印象的。)それもあって、「白い炎」「情熱」「初恋」「卒業」「悲しみよこんにちわ」「かなしいことり」と、オンパレードで歌った。彼女の曲はキーが合うので、そのままで歌いやすかった。スピッツもわりと。
にゃんも先生はというと、いろいろ歌った中で、松崎しげるのがおかしかった。さびのところしかメロディーを知らなくて、あとのところは適当で、語るような感じにして歌っていた。それから、最後の方はくたびれて「富士山」「うみ」など唱歌を歌っていた。
ラストは私がしっとりと「さるとびえっちゃんの唄」でしめた。
○St.Valentine's Day in U.S.A.
ななえちゃんからメールで、アメリカでの Valentine's day の話を聞く。ladies first のお国であるだけに、あちらでは日本とは逆に、その日はむしろ男の子が女の子にサービスをする習慣のよう。学校でクラスの女子1人1人に花を配る男子もいたそうで、なかなか楽しそうだ。
○お菓子の本
きのうクッキー作りで味をしめて、お菓子制作意欲の熱の覚めやらぬ私は、さっそく今日お菓子作りの新しい本を、1冊買った。『主婦之共社の お菓子の本 ケーキから和菓子まで70種』。わりとベーシックなことがわかりやすくのっているので、入門者には良さそう。
作って楽しい、食べて楽しい、喜んでもらえばなお楽しい。
お菓子作りは、Happy三重丸!!
ハンドメイドお菓子。少しずつ経験を重ねていけば、数年後には、variationも豊富になこなせるようになっているかな。「好きこそものの上手なれ」と言うしね。

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