Windowsプログラムを10倍簡単に作る
付属ディスクについて
付属の 3.5インチ・フロッピーディスクには、本書に掲載されたプログラムのソース・ファイル(約100個、約5000行)が含まれており、プログラムを打ち込むことなく、実際にコンパイルして実行してみることが出来る。各プログラムの先頭の注釈にはファイル名が書かれているので、付属ディスクのファイルとの対応付けが簡単に出来る。
フロッピーは 3.5インチ 2HD 1.44Mバイト Windowsフォーマット(MS-DOSフォーマット)である。ディスクに格納されたファイルは圧縮は行っていない。そのため、ファイルを読むのに特別なソフトウェアは必要ない。
3つのディレクトリ
ディレクトリ(フォルダ)book に納められている拡張子 c のファイルはC言語プログラムである。main関数または WinMain関数を含み、コンパイルすれば実行可能なプログラムである。コンパイル方法は 40〜, 77〜 ページで述べている。
ディレクトリ sls に納められている 拡張子 f のファイルはC言語の関数定義ファイルである。拡張子 m のファイルはC言語のマクロ定義ファイルである。
ディレクトリ exe に納められている 拡張子 exe のファイルはC言語の実行ファイルである。book に納められたプログラムを Windows用の 32bit C/C++コンパイラで、コンパイルしたものである。ただし、フロッピーの容量の都合でファイルの一部は割愛されている。
実行プログラム
納められた実行プログラムは Windows95/98/NT上で実行可能であり、MS-DOSプロンプト(MS-DOSウィンドウ)からのコマンド名による起動はもちろん、エクスプローラなどからアイコンによる起動も可能である。
機種は原則として不問であるが、使用する環境によっては正常に動作しない場合もある。例えば、日本語を使用しているプログラムは英語版では正常には動作しない。ソースプログラムからコンパイルして実行プログラムを作った場合も、同様である。